遺言書>>遺言・遺言書の基本

遺言書は、いつ作成するべきなのか

 遺言書は死ぬ間際に書くものだと思っている人がいますが、それは全くの誤解です。不慮の事故に遭い、突然、死んでしまうこともあります。ですから、自分が元気なうちに、残された家族が困らないように作成しておくべきものなのです。
 

遺言書の作成

 遺言は、判断能力があるうちは、死期が近くなってもできます。ただし、痴呆が進むことなどにより判断能力がなくなってしまえば、もう遺言はできません。当然、死んでしまったら遺言はできません。遺言をしないうちに、判断能力がなくなったり、死んでしまっては、あの世で後悔をしてしまうのではないでしょうか。ですから、遺言は、心身ともに元気なうちにしておくべきものなのです。なお、遺言は満15歳以上になれば、いつでもできます(民法961)。
 遺言は、遺言者の最終的な意思が保護されます。そのため、遺言者は作成後も、いつでも何回でもその遺言を訂正、取消や書き直したりすることができます。最終的な意思を保護する目的があるのですから、作成しっ放しというのは良くなく、見直しが必要です。遺言書を作成したときには、それが最善と思って作成した場合でも、その後の家族関係が大きく変化する場合があるでしょう。あるいは、人間ですから、考え方が変わる場合もあるでしょう。また、財産状況や経済情勢などが大きく変わった場合にも、書き直した方がよいでしょう。このように、遺言書は、遺言作成後の諸状況の変化に応じて、いつでも、自由に、書き直しをすることができます。ただし、その書き直しも、遺言の方式に従って、する必要があります。なお、遺言書を新たに作成した場合、必ず、古い遺言書は破棄してください。もし、遺言者死亡後に遺言書がいくつか出てきてしまった場合は、日付の最も新しいものが効力を持つことになります。